技術紹介
- 超軽量設計
- 小規模再生可能エネルギーソリューションの中核を作っていくために開発した世界最先端の小形風力発電機「エアドルフィン」をはじめとするゼファーの風力システムは、その用途に合わせた設計で風力システムを開発しています。
- 情報システム
- ゼファーのエコミュニケーションシステムの採用により、風車とRM-1000の双方向通信が可能となりました。また、RM-1000 のサーバー機能により、遠隔地から風車の操作や発電状況の確認が可能になり、安定した供給を実現しました。
- パワー・アシスト
- エアドルフィンには独自開発による「パワーアシスト方式」を採用し、ローターの回転をすばやく立ち上がらせることができるので風を捉える能力向上が可能になりました。無風でも毎1 分ごとに10 秒間発電機をモーターに変えてローターを回転させるので、寒冷地での着氷(雪)を防ぐ効果があります。
- 低騒音イノベーション
- 「サイレント・ディスラプター・ブレード」を採用。この新しいブレードは、表面にある数多くの細い溝により、エア・フローによるノイズを大幅に低減します。この技術は獲物に気づかれることなく、静かに近づくことができるフクロウの羽からヒントを得たもので、当社デザイナーが開発しました。
品質について
- トラックテスト
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産業総合研究所つくばサーキット
独立行政法人産業技術総合研究所の協力のもと、同法人が有するつくばサーキットで、「トラックテスト」を毎月実施。風洞実験とは異なり、トラックの荷台に風力発電機を乗せて走ることで自然風の乱れが加わるため、より実用的なデータを取得することが可能。測定機器を車内に搭載し、ドライバーを交代しながら長時間走行し、風力発電機の稼働状況、性能などを評価しています。
- 野外テスト
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WEICan
カナダ北東部のプリンスエドワード島に所在する国際的な小形風力発電機の研究機関であるWEICan(Wind Energy Institute of Canada: 国立カナダ風力エネルギー研究所)で、9ヶ月という長期間に及ぶ「エアドルフィンGTO」の性能テストを実施。年間を通して強風が吹き、冬には氷点下30度を下回ることも珍しくない環境下でも「エアドルフィンGTO」は安定的かつ継続的に稼働。優れた発電実績とともに、その高い安全性、信頼性を証明しています。
- 耐久テスト
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厳しい設置環境での使用に耐えうる性能を確保するため、外部専門機関の協力のもと、低温、高温、耐水、耐塵などのテストを実施。温度に関しては、摂氏-20度から60度まで、耐水に関してはIPX6、耐塵に関してはIP5Xテストをクリア。砂漠や山岳、寒冷地などの環境にも耐えうることを証明しています。