カナダ、プリンスエドワード島にある国際的な小型風車の認定機関でエアドルフィンGTOの認証テストがスタートしました

2010.04.19

お知らせ

カナダの北東に位置するプリンスエドワード島の国際的な小型風車の認定機関であるWEICan (Wind Energy Institute of Canada:国立カナダ風力エネルギー研究所)でエアドルフィンGTOの性能テストが始まりました。エアドルフィンGTOは同サイトで、北米における小 型風車認証団体SWCC (Small Wind certification Council:小型風力認証評議会)からの認証を得ることを目的として、試験基準となっているAWEA (米国風力エネルギー協会)規格に準拠した試験が 行われます。SWCCの認証を得ることで、北米における小型風車への補助制度を受給できることになります。

2010年2月1日か ら平均気温氷点下37度の極寒の中、設置作業を行い30mタワー上にエアドルフィンGTOを据え付け、2月17日より正式にテストが開始されました。プリ ンスエドワード島は赤毛のアンの舞台となった場所として知られており、年間を通して強風が吹くことで有名です。冬の寒さは厳しくエアドルフィンが氷点下 30度を下回る状況でどのように動くか低温時のテストも行います。

今後は一定の期間テストしたのちにデータの解析、分析を行い正式にテスト結果が公表されます。

国立カナダ風力エネルギー研究所 (WEICan)
http://www.weican.ca/

2006年10月、プリンスエドワード島ノースケープに、風力発電の開発及び国内外市場を対象とする風力エネルギー関連の製品やサービスの開発を支援する新たな国立研究所として開設。試験所とワークショップを備えた面積720平米の研究所は、大規模・小規模双方のプロジェクトニーズに対応できるよう設計され、試験・認証、研究・イノベーション、大衆教育を活動の重点としている。本研究所の創設にあたっては、カナダ政府が350万CAドルを投入。プリンスエドワード島州政府も総額93万CAドル相当の用地と資産を提供した。また、カ ナダ天然資源局やプリンスエドワード島州政府が同研究所の運営費を支援しているほか独立・非営利組織として、大学や他の研究施設、民間企業や政府や電力会社等の多数パートナーとも密接に協力している。